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街ひとつひとつに、その街ならではの魅力がある。それらを自らの足で探し、見つけ、写真に収める。それが街フォトの魅力であり醍醐味。とても簡単で、カメラさえあれば、明日にでも実践できる。そんな気軽に楽しめる街フォトを、現在、写真家・フリーライターとして活躍し、街フォトのワークショップも行っていた大山顕さんに教えてもらいます。思い立ったが吉日、カメラを片手に、あなたも自分の住んでいる街や気になる街を散策しに行ってみませんか?

大山顕
大山顕

写真家、団地愛好家、工場愛好家、ジャンクション愛好家、フリーライターとして執筆、撮影、テレビ出演、イベント主催など幅広く活動をおこなっている。2007年に発行した写真集「工場萌え」が大ヒット。また、街フォトのスペシャリストとして、街歩きのフォトワークショップもおこなっている。

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  1. 歩いてまわった行徳、気になる風景 ジャンクション ジャンクション

    魅力的に曲がりくねり、複雑に立体交差する高谷ジャンクション。まだまだ工事中の姿は、都市というものはじっくりとできあがっていくのだということを感じさせてくれる。

    ジャンクション
    行徳可動堰 行徳可動堰

    モダンな雰囲気の、とても可愛らしい4つの棟が橋と一体になっている。実はこの堰が閉まることで東京と千葉の水が確保されているのだ。キュートな上に実力派! すてきだ。

    行徳可動堰
    本行徳水門 本行徳水門

    大雨の時に水を川へと送る排水機場のパートナーがこの水門。およそあらゆる都市は水と戦っているが、このようにその設備を目の当たりにすると応援したくなってしまう。

    本行徳水門
    深川検車区行徳 深川検車区行徳

    ここでは、東京メトロ東西線の車両検査が行われているそうだ。いわばここが東西線の「ホーム」なのだ。そう思うと、なんだか車両もくつろいでいるように見える。

    深川検車区行徳

  1. 街のお手入れをリスペクト  

    暮らすというのは絶えざるお手入れの連続だ。掃除洗濯、繕い、季節の変わり目には衣を替える。そういうことができる人間を大人と呼ぶのだ。  スケールを大きくして街や都市のレベルで見た場合も、同じことが言えると思う。道路や電車を計画し、つくり、メンテナンスする。そしていざというときに備える。子供の頃、家のお手入れは知らないうちに親がやってくれていたように、都市ではそれに携わる人や設備が、目には見えない縁の下で街のお手入れをおこなってくれている。  もちろんそれはぼくらが支払っている商品代金や税金を原資におこなわれていることではあるのだけれども、それでもそういう水鳥の足かきをリスペクトできる人が大人というものなのだと思う。街で暮らすということを、決して当たり前と思ってはいけない。

    カメラを持つと街の見え方が変わる

    ぼくにとってカメラとは、ふだん肉眼ではスルーしてしまうようなものをとらえる装置だ。カメラを持っているときとそうでないときでは、街の見え方は全く違う。そして、もっとも肉眼で無視されやすいのが街の縁の下の存在だ。カメラによってそれらに注目し、一目置くことが「大人の街フォト」の魅力だと自分は思う。行徳の街もまた、生き生きと「お手入れ」されていた。

    街のお手入れをリスペクト カメラを持つと街の見え方が変わる

    大山顕さんの作品

    団地

    団地

    工場

    工場

    ジャンクション

    ジャンクション

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