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LIFE STYLE MAGAZINE CREVIA TIMES EAT NO.

EAT

日本のおもてなしの文化が改めて注目されている昨今。そもそも”おもてなし”とは、「振る舞いや態度」そして「待遇する、馳走する」などの意味を持つ言葉で、現在では主に「お客様を歓待すること、お客様の世話をすること」として使われている。今回は、お客様に楽しく、幸せな時間を過ごしてもらうための素敵な食卓の「おもてなし」を、ロシャン・シルバさんにレクチャーしていただいた。スリランカとスペインというルーツを持ち、イタリアで育ったシルバさんは、友人を招いたりパーティを開いたりするのは当たり前、というバックグラウンドの持ち主。現在は日本でカフェやレストラン事業を展開、メディアにも注目されているシルバさん。料理だけでなく、テーブルコーディネート、フラワーアレンジまで、ちょっとしたアイデアにセンスが光る。是非ホームパーティや友人を招く際の参考にしてみてはいかが?

LA VIE A LA CAMPAGNE オーナー

イタリアのコモにてテキスタイルメーカーを経営。7年前に来日し、セカンドビジネスとしてはじめた鎌倉la maison ancienneを皮切りに、その後カフェ事業の企画運営をメインとし、2012年2月に中目黒La vie a la Campagne、2013年12月に自由が丘L'atelier de maison de campagneをオープン。現在はオーナーシェフとしてパン作りや産業施設、ショップのデザイン設計THE FACTORYのデザイナーなど多彩な才能を発揮し、活躍をしている。

答えは、 コンテンツの 最後に。

  1. テーブルコーディネート1 テーブルコーディネート2 テーブルコーディネート3 テーブルコーディネート4 テーブルコーディネート5 テーブルコーディネート6 テーブルコーディネート7

    食器はすべて普段使いのアンティーク。それが古びて見えないのはクリストフルのカトラリーとバカラのグラスという上質なブランドを使用しているから。シンプルかつ落ち着いた雰囲気のフラワーアレンジメント、そしてパーティに参加する人たちの年齢や好みを考慮したオリジナルの創作料理。それぞれにシルバさんのこだわりが詰まったテーブルコーディネートとなっている。シルバさん曰く、「バランスが大切」という。

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  1. レシピ1

    レシピ1

    レシピ2

    レシピ2

    レシピ3

    レシピ3

    牛フィレのロースト 柿のソテー添え


    【材料】牛フィレの塊700g、ガーリック1片、 塩・コショー適量、オリーブオイル小さじ1、レモン1個、柿2個、バター20g、ローズマリー1枝

    【作り方】牛フィレ肉の塊に塩コショーをし、オリーブオイルとガーリックをつぶしたものを入れたフライパンの上で表面全体に焦げ目をつける。オーブン皿にローズマリーと一緒に入れて170度のオーブンで40分ローストをする。(*アルミホイルで包んでしばらく置く)柿はくし型に切ってバターでソテーをする。フィレ肉をスライスしたら、柿のソテーとレモンを添えて完成。

    イカのリゾットザクロ添え


    【材料】イカ800g、タマネギ1/2、ニンニク1片、パセリ適量、白ワイン125cc、魚介ブロード1000cc、米275g、塩・コショー適量、レモン汁適量、ザクロの実適量、オリーブオイル小さじ1、バター20g

    【作り方】タマネギ、ニンニク、パセリはみじん切りにし、イカは1パイのときは輪切り(今回は小さいものだったのでそのまま)。深めの鍋にオリーブオイルを入れてニンニクを炒める。香りがたってきたらタマネギと米を加えてさらに炒める。タマネギが透き通ってきたらイカを加えて炒める。その後、ワインを入れて水分がなくなるまで炒める。さらに魚介のブロードを少しずつ加えて米に水分を含ませる。水分がなくなりかけたら塩コショーで味を整え、バターを入れて全体的に回す。さいごにザクロとパセリをのせ、レモンをかけて完成。

    イカのリゾットザクロ添え


    【材料】薄力粉100g、三温糖50g、卵全卵1個、黄身のみ1個、バニラエッセンス小さじ1/2、バター60g、リンゴ600g、レモン汁適量、グラニュー糖100g、シナモン・クローブ適量、粉砂糖適量

    【作り方】タルト用生地の材料を全て混ぜ合わせる。生地がまとまったらタルト皿に入れて型に合わせる。その中にスライス(半月切り)をしたリンゴ(レモン汁をかけておく)をキレイに並べてグラニュー糖をふりかける。その後、シナモンとクローブを散らし、180度のオーブンで30〜40分ほど焼いて完成。

  2. シルバさんのこだわりとセンスが感じられるギフトバッグ”

    シルバさんのこだわりとセンスが感じられるギフトバッグ”
    レストランやカフェといった店舗の経営だけでなく、シルバさんの本業はアパレルのデザイン。そのセンスはちょっとしたアイテムにも効かされている。ショップ自慢のブレッドやジャム、そしてオリジナルのアロマ、ソープ、シャンプーなどを持ち帰る際のバッグは、シンプルかつキュートなデザイン。シルバさん曰く、「極力無駄をなくしたものにしたいと考えてこのカタチにしました。ラッピングも簡単で、エコも感じることができるんですよね。またカワイイ持ち手のバッグとして、ちょっとしたギフトにも使えると思います」

シルバさんのおもてなしの心得

  1. おもてなし
    ロシャン・シルバさん
    みんなに喜んでもらうこととバランス

    私がおもてなしで、まず一番大事だと考えていることがあります。それは”参加される方たちに喜んでもらうこと”。ホームパーティや親しい友人を招く場合は、気構えて高価で特別な食材を購入するのではなく、普段から家にあるような一般的な食材をうまくアレンジして、お客さまたちを幸せな気持ちにさせられたらいいなと考えました。  おもてなしの料理を考える際、パーティの内容や人数、その構成(大人だけなのか、子供はいるのかなど)を知ることが大切で、それらをふまえて、創意工夫をし、みんなが楽しく、喜んでもらえるようなものを作りたいと心がけています。テーブルコーディネートは、質感が高く、味のあるアンティークのカトラリーや食器を使用し、食卓に飾る花も料理やテーブルウェアに合わせて、落ち着いた雰囲気のものをセレクトしました。人をもてなす際、空間/料理/食器など全てのバランスを考え、セッティングするということを私は大切にしています。

  2. ラ・ヴィ・ア・ラ・カンパーニュ

    ラ・ヴィ・ア・ラ・カンパーニュ”
    2012年2月にオープン。都会にゆったりできる空間を作りたいというオーナーの思いから生まれたお店。すべてを自分たちで仕上げたショップはアンティークを使い、焼き立てのパンやアロマが香る。五感を感じる場所となっている。1階はパン工房・キッチン&オリジナルのアイテムを扱うショップ、2階はカフェ・レストランとなっている。目黒の他、鎌倉、自由が丘にもカフェ・テークアウトベーカリーの店舗を構えている。

    東京都目黒区上目黒2-24-12 TEL/03-6412-7350
    営業時間:モーニング9:00〜11:30、ランチ11:30〜14:30、
    ティータイム15:00〜18:00、ディナー18:00〜22:00*ディナーは要予約
    定休日:年中無休*月曜日はディナーのみ休み
    ※営業時間・定休日等、最新情報はWEBサイトをご確認ください
    http://www.viealacampagne.com/

  3. LIFE STYLE QUESTION ロシャン・シルバさんに聞きました。あなたの「理想の住まい」 をおしえてください。
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