毎日の食卓を彩る器(うつわ)。何気なくシンプルで使いやすいものを選んでいる人が多いかもしれません。実はちょっと器を変えるだけでも料理の見え方や食卓の雰囲気、そして味わい自体も変わってきます。とは言っても、確かに器の世界は奥が深く、品物が少し高価なものとなれば、敷居が高く感じてしまいます。何の知識もない素人にとって、器選びはやはり難しいもの。 そこで、今回は器選びのポイントと役立つ収納術をご紹介。教えていただくのは、料理家であり、また器にも詳しく自らもセレクトショップを営む「FOOD FOR THOUGHT」の渡辺有子さん。あなたも素敵な器を手に入れ、料理を楽しく、食卓を明るく、そして生活を豊かなものにしてみませんか!
シンプルで丁寧な料理を提案。 スタジオ〈FOOD FOR THOUGHT〉を運営。昨年4月に同名のセレクトショップを代々木上原にオープン。著書に『すっきり、ていねいに暮らすこと』『365日。小さなレシピと、日々こと』など。
FOOD FOR THOUGHT
http://520fft.tumblr.com/
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実際に器を手にして、手触りや重さ、厚みなど、自分の感覚にしっくりくると感じたものを選ぶのが良いと思います。器は手にとって使うものなので、手馴染みの良いものを選ぶことをオススメします。
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器は基本的に料理を盛るものなので、自分がどんな料理をその器に盛るのか、そのことをイメージして選びましょう。そして盛りつけた時の姿が想像できたら一番良いですね。
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器の魅力は、同じ料理であっても盛りつける器によって、全く違って見えてくること。盛りつけ方もありますが、それ以上に美味しそうに見えるか見えないかというのは器の力も大きいと思っています。
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渡辺有子さんのinstagram。料理家である渡辺さんは、器選びの自らの基準として、料理ありきでセレクトをしている。その考えは、器に料理が盛りつけられてはじめて完成型となり、その姿をイメージできるものが良いとしているところから。
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伊藤環さん作 錆銀彩(さびぎんさい)大皿 ¥75,600
二階堂明弘さん作 錆器(しょうき)中鉢 ¥5,400
フランス プロカントのパン皿 ¥6,264
大皿(写真左)は、陶芸家の伊藤環(いとうかん)さんの錆銀彩(さびぎんさい)で、使い込むうちに表面に銀の感じが出てくるのが特徴。肉や魚などのメイン料理を盛りつけたり、普段は季節のフルーツを飾るのも良い。中鉢(写真右上)は、陶芸家、二階堂明弘(にかいどうあきひろ)さんの錆器(しょうき)で、使うほどに艶が出て、深い色合いになっていくのが特徴。野菜の色合いを綺麗に見せてくれるので、野菜料理に最適。中皿はフランスのブロカント(長年大事に使われてきた道具)のパン皿(写真右下)。新しいものには出せない雰囲気を持ち、朝食の際の卵料理やケーキ皿として使うのも良い。
*価格は全て税込
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今回、渡辺さんに器の収納を行っていただいたのは、リビングに備え付けられた収納棚。来客時、お客さまの目に触れる機会もある場所なので、実用性とともに見た目にも気を配ることがポイントとなる。
リビングに設置された棚に食器を収納する際、食器をたくさん積み上げるのはNGです。食器の上の空間に余裕を持たせることで、食事の際もスムーズに取り出すことができ、また見た目にも美しくなります。
花器も一緒に収納しておくと、お客様にお花をいただいた時、スムーズに飾れるので便利。また木製の器は軽く、万が一落としてしまった場合でも割れたりすることが少ないので一番上の棚に。そして小さな器は取り出しやすい一番下の棚に置くのがオススメです。
落としてしまう危険性の高いグラスは取り出しやすい一番下の棚に。ガラス製品はひとまとめにします。それは種類やデザインで分けるよりも、素材で分けた方がまとまり感があって綺麗に見えるからです。また、窓際に配置すると光が当たって綺麗に見えます。
大きな器は高い位置にあっても比較的手に取りやすく、また、使用頻度も小さいものに比べて低いので、一番上の棚へ。お皿は常に使う器なので、使いやすく、取り出しやすい真ん中の棚に置いておきます。
食器棚は自分だけのものではないので、家族にもどこに何があるかということを分かりやすくしておいた方が良いでしょう。サイズで分けてしまいがちですが、和と洋で大きく分けておくのは、誰もが分かりやすくて良いかと思います。
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外観完成予想CG
古くから閑静な高級住宅街として知られている碑文谷。この街の象徴となっている美しいサレジオ教会を間近に望む場所に、クレヴィア碑文谷一丁目が誕生。都心ながらも喧騒を忘れる落ち着いた雰囲気の中で、新しい生活をはじめてみませんか。
リビング・ダイニング
クラシックとモダンを融合させ、上質な外観となっているクレヴィア碑文谷一丁目。外観だけでなく、共用部※1にはTebraキーを携帯した状態でリーダに近づくだけで、両手がふさがっている状態でもハンズフリーで通過ができる「Tebra」等、住人の生活を快適にする最新の設備が採用されている。
※1 クレヴィア碑文谷一丁目ではエントラス風除室、自転車置場出入口、宅配ボックスの3か所でハンズフリー認証となります。※掲載の室内写真はモデルルーム(Aタイプ・一部無償セレクト・一部有償オプション)を撮影(平成29年11月)したものに一部CG加工を施したものです。家具・植栽・調度品・造作家具等は販売価格には含まれておりません。また、仕様・設備につきましては変更となる場合があり、タイプにより仕様・形状が異なる場合があります。メニュープランセレクト・無償セレクト・有償オプションについてはお申し込み期限があります。詳しくは係員にお問い合わせください。※掲載の完成予想CGは設計段階の図面を基に描き起こしたもので形状・色等は実際とは異なり、今後施工上の理由等により計画に変更が生じる場合があります。外観形状の細部、設備機器、電柱、標識等については省略しています。植栽は実際に植樹する樹
クレヴィア碑文谷一丁目
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