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LIFE STYLE MAGAZINE CREVIA TIMES LEARN NO.

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部屋に花や植物を飾るだけで、その場の雰囲気が変わり、人の気分にも変化を与えることをきっと誰もが体験しているだろう。花や植物には、人の心を動かす魅力が備わっている。その花や植物をうまく組み合わせ、美しくみせる方法として、日本には伝統芸能の「生け花」がある。数々の流派がある/師弟制があるなど、少し堅苦しく敷居の高いイメージから、興味があっても手を出しづらいところもある。しかし最近は、その生け花を簡単に楽しくはじめられる「IKEBAN KIT」なるものが、国内外で注目されている。今回はその「IKEBAN KIT」を使用し、人に贈る花や人を迎える花の選び方、飾り方について、KITの考案者であり、また装花ディレクションの世界で幅広く活躍しているPlanticaの木村貴史氏にレクチャーしていただく。

ファッション・メゾンをはじめ、大型商業施設の空間演出や、NIKE、SONY、TOYOTA などのイベント装花、広告やMVなど多方面で装花ディレクションを行なっている。次世代を担う文化人としてUNIQLOの TVCM/広告にフリース・アンバサターとして出演(2009, 2014年)、またフランス放送局「Canal Plus」や海外放送「NHK World」のドキュメンタリー番組に取材されるなど、国内外のメディアからも活動が注目されている。

IKEBANA KIT
http://ikebanakit.net/

撮影協力
クレヴィア小竹向原
マンションギャラリー
クレヴィア小竹向原マンションギャラリー
答えは、 コンテンツの 最後に。

まずは相手(贈られる人や訪ねてくる人)のイメージを想像すること。人それぞれに個性があるように、花にもそれぞれ個性があり、その種類も豊富。相手のイメージを思い浮かべたら、その人にはどのような花が良いのかを考えて、人と花とをマッチングさせるようにすることがポイントです。もちろん、贈る・迎える気持ちが大切で、自分がどういう気持ちで贈るのか、迎えるか?など想像を膨らませて花を選ぶのが良いかと私は考えています。また贈る場合のアドバイスをもうひとつするとすれば、エレガントで情熱的な人であればワインレッドの花、明るく元気な人ならばイエローの花など、色のイメージと贈られる人のイメージを合わせて花を選ぶというのも良いかもしれません。花は自分の気持ちを伝えるメディアで、人と人を結び付けてくれるもの。贈られる人、訪ねてくる人、その人たちのことを考えて花を選んだり、生け花をしたりという行為を楽しんで欲しいと思います。



生け花は究極シンプルに考えると、植物を3本入れるだけで出来上がります。まず、生花は立体作品なんです。だから、基本的には3つの線(植物を3本)を入れ、上から見てトライアングルの状態を作ることで、最小限のスタイルが完成するのです。もちろんもっと入れることもできますが、わずか3本で生け花ができるというのがとてもシンプルで、始めやすく、やりやすいと考えました。ちなみに写真上は南国の花ピンクッションとクリスマスの時期に出てくるヒイラギという季節が異なる物の組み合わせ。また左下は椿2本の組み合わせで、花がそれぞれ違う方向を向いていて色々な角度から楽しむことができるのがポイントです。そして右下は孔雀ヒバとアリストロメリアの色合いとどこか鳥のようなイメージの組み合わせがポイントです。



生花の花材には大きく分けて枝物、葉物、花物の三種類があり、それらを組み合わせることによって成り立っています。花材の組み合わせ方や道具の使い方、流派による細かい技法など色々とあるのですが、まずはシンプルに自分の好みのものや好きな色に合わせて3種類の物を選び、はじめてみるのが良いと思います。生け花は色の組み合わせが大切で、特に色に興味や感心のある人はとても向いています。花を生けるときの気持ちですが、私個人としては、花の良い表情を出したいとか、キレイに見せたいという気持ちで行なっています。自分で美を作ることができるというのは、何よりも気持ちが良いものです。生け花をストイックに追求する場合以外は、何が正解というものはなく、それよりも自分が納得できたり、楽しめたりすることが大切。人と花が出会い、それを形に残すために生け花ができたと考えているので、皆さんにもその素敵な出会いを是非楽しんで欲しいと思います。



  1. 大学生のときに生け花をはじめ、その後、花を本格的な仕事としたのですが、自分にとって花は本当に毎日、触っているもので、好きという感覚を超え、友達または遊び相手であり、毎回色々なことを教えてくれる親や先生みたいな存在であったり、日々自分の中で色々と変わっていく、身近な存在です。私は普段、家で花を飾ることはなく、仕事以外の創作活動は、基本的に外(ストリート)でおこなっています。時間があるときに散歩をして面白い場所を見つけると、そこに花を飾って撮影をしたりという感じで。”生け花=室内”ということに捕われず、新しい時代の生け花のカタチを作りたいと考えています。生け花以外にも、フラワーアレンジメントやアートディレクション、リアルフラワーを使用したプロダクトの開発などをしているのも、常に花の様々な可能性を見いだしていきたいと考えているからなんですよね。花は本当に幅広い層に愛され、色々な国の人と繋がることができるものなので、もっと多くの人に楽しんでもらえるようになって欲しいと思っていますし、そのきっかけになるような仕事やプロダクト製作をしていきたいと考えています。花に興味を持たれた方は、まずは気軽に生け花をはじめてみてください。

  2. LIFE STYLE QUESTION 淵上正幸さんに聞きました。あなたの「理想の住まい」 をおしえてください。

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