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いいものが何代も続いていくサステナブルな町 祖父の代からこのエリアで働く三代目社長・清本英昇さん

湯島駅にほど近い株式会社キヨモトの三代目社長は生まれ育ったこのエリアにとても思い入れが深い。徒歩で通勤できる距離に住まい、働く。それは「ここが“本質”が作られている町だから」。 アメリカの大学を卒業し、マンハッタンに駐在するなど豊かな海外経験を元にグローバルな視野がある清本社長だからこそ、本質を極めるブランドを立ち上げ、本質があるこの町で働くのです。

清本 英昇
Hidenori Kiyomoto 清本 英昇

株式会社キヨモト代表取締役。祖父の代から袋ものの生産・販売を行う会社の三代目。こどもの頃から上野・湯島界隈で育ち、9年前に本社を湯島に移転。社長就任後、すべてメイドインジャパンにこだわった高品質な男性用鞄ブランド「HERGOPOCH(エルゴポック)」を立ち上げる。

HERGOPOCH
www.hergopoch.com

Craftsmanship & Historic Relics 職人気質と歴史的遺物に囲まれた環境

「子どもの頃からこの辺りの下町育ちです。地方や海外へ出張に行ったりするにもスカイライナーで1本。実は丸の内にも近くて住み心地がよく、ここから離れられないですね」と軽快に出勤ウォークをしながら話しをする清本社長。背中には自社ブランド・エルゴポックのカジュアルなレザーショルダー。湯島界隈はウォーキングが楽しくなるような道がたくさんあるので、出勤はもっぱら徒歩。お気に入りのコースの一つが、薔薇で有名な「旧岩崎邸庭園」の前を通る道筋だそう。

清本社長が立ち上げたブランド・エルゴポックは『MONO MAGAZINE』など男性誌のバッグランキングで必ず上位に入る人気ブランド。すべてメイドインジャパンという、ものづくりメーカーならではのこだわり・その質の高さと、手にしやすい値段が高く評価されています。「この湯島界隈はものつくりの歴史がある職人の町でもあり、また江戸から連なる歴史の町でもあります。この旧岩崎邸庭園の煉瓦の外壁は、重要文化財に指定されています。とても美しいですよね」
プライベートな迎賓館として使われていたというイギリス・ルネサンス様式の壮麗な洋館は建築家ジョサイヤ・コンドルの手によるもの。一方、江戸時代から越後高田藩榊原氏の屋敷であった庭は、大名庭園の形式を残しており、この和と洋のバランスが、どこか懐かしく感じられる場所です。

そのような歴史を感じさせる町、流行に流されない町だからこそ、こじんまりとした商売を長く続けているよい店が多い、と清本社長は言います。
「隠れた名店が多いんです。おなじみさんを大事にして、長く続けていく小体な店。私も若いときから叔父などに、そういう店に連れて行ってもらって通い続けています」エルゴポックというブランドも、この町のあり方やスタンスと似ている気がします。
「そうですね、似たような哲学はあるかもしれません。エルゴポックは2008年に立ち上げた自社ブランドですが、ものを作る上でこれからを考えたときに、日本の各地にいる素晴らしい技術を持った職人さんの火が絶えないようにしたいという思いがあります。それが今やALL MADE IN JAPAN自体が流行となっていて、国内のみならず海外の方からも引き合いが来るようになりました。『ウチもエルゴポックのように全部日本製でやりたい』とおっしゃる方もいるのですが、その流行が廃れたからといって、職人さんの仕事を無くすことはできない。ものを作る側は、続けていく責任があるんです」覚悟がちらりと見えました。 この町もしかり。続けていく、続いていくことの裏には、本質を求め育てる歴史の積み重ねがあるのでしょう。

“REAL PROFESSIONALS 清本社長おすすめ、本質を極める職人の店

鮨いづ 湯島で知る人ぞ知る歴史ある名店

きちっと磨き上げられた清潔感のある白木のカウンター。その向こうで寿司を握る板長の鈴木伸さんは「本当は私は記事とか取材は気恥ずかしいからお断りしているんですけれどね、清本社長の紹介ですからね」ときびきび話します。このお店の正面にあるキヨモト本社は商談のみならず個人的にもご贔屓にしてくださっている、とか。こちらも60年続く老舗です。ご近所にある木村硝子製のワイングラスも揃っており、ワインを飲みながら寿司をつまむという今どきのスタイルもお客さまに合わせて。カウンター背後の見事に整頓された食器棚、持ち帰りの寿司折を包む包装紙に老舗のスタイルを感じます。

特上にぎり2,700円。中トロ2、白身、穴子、甘エビ、子持ち昆布、
イクラ、鉄火巻き3にデザートと味噌汁がつく。


Bouteille 新鮮な食材をワインとともに楽しむ

「老舗ではないんですが、若いご夫婦が頑張っている地元のビストロで、大好きな店です」(清本社長)。ワインバー&レストラン「ブテイユ」は湯島駅から徒歩3分ほどの便利な場所にある。店内に入ってすぐ気がつくのは広いワインセラー。常連たちはこのワインセラーに入って好きなワインを選び、食事とともに楽しむとか。

1. 適切な温度で管理されたワインセラー。
2. カウンターキッチンからは山本シェフの手元が見える。
3. 初夏のおすすめはアスパラガス。
4. ランチメニューはパスタランチ1,000円〜、メインランチ1,400円〜メインはその日によって変化


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